EXIT MOVIE
ストーリー・音楽紹介
あらすじ
夜の駅に立ち尽くす主人公。
スマホに映る「未経験歓迎」の求人広告に
指は動かず、ため息をつくだけだった。
友人たちは新しい職場で輝き、
主人公の日常は変わらぬバイトと、
財布にわずかな小銭しかない現実。
ATMの前に立ちながら、
その状況をただ見つめるしかなかった。
思い切って挑んだ正社員の面接も、
問いかけに言葉を失い、結果は不採用。
「やっぱり自分には無理なのか」と
自信をなくし、心は折れかける。
散らかった部屋で、面接で伝えるべき
言葉を書こうとするができない。
鏡に映るやつれた自分の顔をまっすぐ見つめながら、
胸の奥で確かな声が響いた。
「この街のシナリオに沿えないなら、
塗り替えればいい。」
「未来は誰かに与えられるものじゃない。
自分で選ぶんだ。」
そう強く思った瞬間、
今度は迷わず採用応募画面を押した。
再び挑んだ面接で、主人公ははっきりと
前を見据えて自分の思いを伝える。
面接官の表情がやわらぎ、空気が変わる。
未来に向けて一歩を踏み出した先に彼は、
自分だけの“EXIT(未来への入り口)”を
見つける。
/
Illust:あいたまちこ Movie:MEME
EXIT
Music:MASEraaaN
Lyric:LAMP Inc.
Vocal:aoba
1.足元に落ちた光
拾い上げる指先
触れるたび滲んでいく
僕だけの地図
流れる景色に 独り
取り残された輪郭
声にならない問いを抱いて
空に呟く
希望と不安の隙間に
足を置いたまま動けずに
誰かの正しさに
うなずくことが習慣(ルール)になってた
すれ違う夢の断片
いつも少し遠くて
笑い方すら忘れかけた
曖昧な日々の中で
静かに告げられる「また今度」
その優しさが余計に苦しくて
目を閉じた夜の底で
言葉にならない叫びがあった
未来はボクが選ぶんだ
誰かの手のひらの上じゃなくて
間違えても 転んでも
まだ見ぬ場所へ足を伸ばす
昨日の僕を 塗り替えて
名前のない明日へ
僕はここにいる
拾い上げる指先
触れるたび滲んでいく
僕だけの地図
流れる景色に 独り
取り残された輪郭
声にならない問いを抱いて
空に呟く
希望と不安の隙間に
足を置いたまま動けずに
誰かの正しさに
うなずくことが習慣(ルール)になってた
すれ違う夢の断片
いつも少し遠くて
笑い方すら忘れかけた
曖昧な日々の中で
静かに告げられる「また今度」
その優しさが余計に苦しくて
目を閉じた夜の底で
言葉にならない叫びがあった
未来はボクが選ぶんだ
誰かの手のひらの上じゃなくて
間違えても 転んでも
まだ見ぬ場所へ足を伸ばす
昨日の僕を 塗り替えて
名前のない明日へ
僕はここにいる
2.読み返しても滲んでいく文字
打ちかけた言葉は
何ひとつ残せなかった
沈黙の画面に映る
ぼやけた自分の顔が
まるで他人みたいで
目をそらした
白紙の片隅に並んだ
途切れがちな文字たち
何かを伝えたいと思った
けど何を伝えればよかったのか
この街が望むシナリオに
沿えないなら 塗り替えればいい
進めない理由の輪郭を
未来はボクが選ぶんだ
与えられるものじゃないから
小さな声で踏み出した
ひとつ目の音が始まりだった
怖がることも
立ち止まることも
全部、きっと意味があった
僕は僕を始める
あの部屋を出た朝 ビルの谷間に伸びた影
言葉が風に溶けていく
だけど足取りは確かだった
未来はボクが選ぶんだ
誰のためでもなくて
僕自身のために
足元に落ちた光
今度はそっと抱きしめた
まだ滲んだままの輪郭を
希望と名付けながら
そして静かにもう一度
打ちかけた言葉は
何ひとつ残せなかった
沈黙の画面に映る
ぼやけた自分の顔が
まるで他人みたいで
目をそらした
白紙の片隅に並んだ
途切れがちな文字たち
何かを伝えたいと思った
けど何を伝えればよかったのか
この街が望むシナリオに
沿えないなら 塗り替えればいい
進めない理由の輪郭を
未来はボクが選ぶんだ
与えられるものじゃないから
小さな声で踏み出した
ひとつ目の音が始まりだった
怖がることも
立ち止まることも
全部、きっと意味があった
僕は僕を始める
あの部屋を出た朝 ビルの谷間に伸びた影
言葉が風に溶けていく
だけど足取りは確かだった
未来はボクが選ぶんだ
誰のためでもなくて
僕自身のために
足元に落ちた光
今度はそっと抱きしめた
まだ滲んだままの輪郭を
希望と名付けながら
そして静かにもう一度
楽曲制作秘話
当初はボーカロイドで仮歌を作成しており、その無機質な透明感が楽曲の持つ色と調和していました。
実際にボーカリストによる歌唱を収録すると、そこには人の温度や息づかいが加わり、同じ曲でありながらまったく新しい表情を見せてくれました。
ただ、その“人間らしさ”をどのように作品の世界観に溶け込ませるか。
私たちはそのバランスを探るため、声のトーンやリズム、抑揚のニュアンスまで丁寧に向き合いました。
試行錯誤を重ねるうちに、歌の中に宿る強さと儚さが自然と浮かび上がり、「EXIT」というテーマをより深く伝える音にたどり着くことができました。
実際にボーカリストによる歌唱を収録すると、そこには人の温度や息づかいが加わり、同じ曲でありながらまったく新しい表情を見せてくれました。
ただ、その“人間らしさ”をどのように作品の世界観に溶け込ませるか。
私たちはそのバランスを探るため、声のトーンやリズム、抑揚のニュアンスまで丁寧に向き合いました。
試行錯誤を重ねるうちに、歌の中に宿る強さと儚さが自然と浮かび上がり、「EXIT」というテーマをより深く伝える音にたどり着くことができました。
